伊豆の国相続遺言相談室の
相続手続きに関する相談事例
伊豆の方より相続に関するご相談
2025年07月02日
相続手続きの流れを知りたいので、行政書士の先生教えてください。(伊豆)
先日、伊豆に住む友人の父親が亡くなり、伊豆市の斎場で行われた葬儀に参列してきました。友人の父親はまだ60代で、早すぎる死に友人はもちろんの事、私も非常にショックでした。葬儀に関しては町の葬儀社に依頼したので滞りなく済んだようですが、これからは相続手続きをやらなければならないと、友人が話していました。友人も私も相続手続きはやったことが無いので正直何から手をつけたらいいのか分かりません。詳しくは貴所に伺いたいと思いますが、先に相続手続きの流れを教えてください。(伊豆)
一般的なご家庭の相続手続きの流れをご紹介します。
大事なご家族が亡くなると、遺族は悲しむ余裕もないほど非常に多くの手続きに追われることになります。ご相談者様のご友人も慣れない相続手続きにお困りかと思います。また、ご相談者様も今後のご自身のためにも、相続手続きに触れておくと良いかもしれません。
流れをご紹介する前にご家族が亡くなられましたら、まずは、故人(被相続人)が遺言書を作成してどこかに保管していないか探してみてください。書斎や寝室、リビングなど貴重品をしまうような場所があればそこを重点的に探します。相続手続きでは、基本的に法定相続分よりも遺言書の内容の方が優先されます。そのため、遺言書があればその指示に従って遺産分割を行えば良いので、トラブルが起きやすく、多くの時間を要する遺産分割協議等は省くことが出来ます。
こちらでは、遺言書がない場合の相続手続きの流れをご紹介します。
①相続人調査
被相続人の出生から死亡までに籍を置いたことのある全地域の戸籍を収集し相続人を確定します。その際に相続人の戸籍謄本も取り寄せておきましょう。
②相続財産の調査
被相続人の全財産を調査して、明確にします。財産には現金や不動産などのプラスの財産だけでなく借金や住宅ローンなどのマイナスの財産も含まれるため、抜かりなく調査しましょう。また、ご自宅や不動産の登記事項証明書、固定資産税の納税通知書があるようでしたらまとめておきます。それらの書類をもとに相続財産目録を作成します。
③相続方法の決定
3種類ある遺産の相続方法からご自身にあったものを決めます。相続放棄や限定承認をする場合は申述期限があるためご注意ください。
④遺産分割協議を行う
相続人全員で、財産分割についての話し合いを行い(遺産分割協議)、そこでまとまった内容を「遺産分割協議書」としてに書き起こします。この遺産分割協議書は不動産の名義変更の際にも必要となります。
⑤財産の名義変更を行う
不動産や有価証券などは、被相続人から相続人へ名義変更します。
相続手続きは各ご家庭のご状況によって変わりますので、相続が開始されましたら相続の専門家にご相談いただくことをお勧めします。
伊豆の国相続遺言相談室では、相続手続きについて伊豆の皆様に分かりやすくご説明できるよう、相続手続きの専門家による無料相談の場を設けております。
また、相続手続きのみならず、相続全般に精通した行政書士が伊豆の皆様のお悩みを丁寧にお伺いさせていただいておりますので、遠慮なくお問い合わせください。
伊豆の皆様、ならびに伊豆で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げております。
伊豆の方より遺言書に関するご相談
2025年06月03日
行政書士の方に遺言書の種類について伺います。(伊豆)
伊豆在住70代男性、特に大きな持病なし。このまま寿命を全うするんだろうと思って生きていますが、最近親を亡くした友人のアドバイスで遺言書を作ろうと思い、調べ始めています。私が亡くなると子供二人と妻が相続人になるかと思いますが、私の財産は大したものはないとはいえ、子供たちがあまり仲が良くないので遺産争いにならないか心配しています。相続財産は伊豆の不動産と預貯金です。友人の話では、遺言書を作って、遺産の分け方をあらかじめ決めておけば、遺された家族が面倒な遺産分割の話し合いをしなくて済むのでいいと思うとのことでした。また、自分の財産の渡し方を自分で決められるので安心だとも言っていました。子供たちが自分のことで喧嘩をするのは嫌ですし、仲裁をしなければならない妻にも迷惑がかかるので、遺言書作成には前向きです。作成にあたって、遺言書の種類とおすすめを教えてください。(伊豆)
ご自身の都合に合った遺言書を作成しましょう。
ご相談者様のおっしゃるように、遺言書を作成する事で、ご自分の財産を「何を誰にどのくらい分ける」のか前もって決めておくことが出来るので、ご自身の財産の分割について不安がある方は特にお作りになった方が良いかと思います。遺産分割に際して、遺言書がある場合は、原則法定相続分の割合よりも遺言書の内容が優先されます。そのため、遺言内容は偏りすぎないよう、相続人も納得できる内容で作成するようにしてください。
遺言書の普通方式は3種類ありますので、ご自身のご状況にあった方式を選ぶようにしましょう。お困りでしたら伊豆の国相続遺言相談室にご相談ください。
①自筆証書遺言 本文は遺言者が自筆で作成しなければなりませんが、財産目録は他の方がパソコンで作成し、通帳のコピー等を添付することが可能です。とくに費用はかかりません。ただし、遺言方式をチェックしてくれる方がいないので無効となってしまう場合があります。また、法務局で保管されていた自筆証書遺言以外の場所で発見された場合は、開封にあたって家庭裁判所に持参し検認の手続きを行う必要があります。
②公正証書遺言 遺言者が2人以上の証人と共に公証役場に出向き、遺言者から遺言内容を聞き取った公証人が作成します。原本は公証役場に保管されるため、偽造や紛失の心配はいりません。
なお、作成には費用がかかるのと、証人や公証役場との日程調整を行う必要があります。とはいえ、専門家である公証人が作成するため、方式についての不備はありません。確実に遺言書を残したい場合に最も有効な遺言書です。
③秘密証書遺言 自筆証書遺言と同様に、遺言者が自分で遺言書を作成し封をして公証役場に持参します。公証人が遺言書の存在を証明してくれます。封がされているので他人が遺言の内容を知ることはありません。しかしながら方式に不備があってもチェックすることが出来ないので、その場合は無効となってしまいます。
伊豆の国相続遺言相談室では、伊豆のみならず、伊豆周辺地域にお住まいの皆様から相続手続きに関するたくさんのご相談をいただいております。
相続手続きは慣れない方にとっては複雑な内容となり、多くの時間を要する手続きになるかと思われます。伊豆の国相続遺言相談室では伊豆の皆様のご相談に対し、最後まで丁寧に対応させていただきますので、安心してご相談ください。また、伊豆の国相続遺言相談室では伊豆の地域事情に詳しい相続手続きの専門家が、初回のご相談を無料にてお伺いしております。
伊豆の皆様、ならびに伊豆で相続手続きができる行政書士および事務所をお探しの皆様にお目にかかれる日をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
伊豆の方より相続に関するご相談
2025年05月02日
主人の相続に関して、遺産分割協議書の作成はしないと長男から言われました。それで良いものか少し不安になり、行政書士先生に伺いたいです。(伊豆)
伊豆に住む70代ですが、この度、長年連れ添った主人を亡くし、相続が発生しております。長男と次男がおりますので、相続人は私と子供二人という事になるかと思います。そこで、面倒見が良く、伊豆に住んでいる長男が主導する形で葬儀を執り行い、現在は相続手続きを進めております。つい先日、特にこれといった問題はないので遺産分割協議書は作成しないと言われました。これがどうも腑に落ちず、モヤモヤした気持ちで過ごしておりましたので思い切ってお問合せさせて頂きました。と言いますのは、知人が遺産分割協議書を作成しておらず、その後に揉めた話を思い出したからです。私は自分が不勉強で長男に頼り切っていましたので、そういった話を伝えにくいのですが、後で問題になっても嫌です。遺産分割協議書を用意せずに相続手続きを終わらせてしまって良いものか、行政書士の先生にお聞きしたいです。(伊豆)
今度の事を考えても、遺産相続手続きのためにも、遺産分割協議書作成はした方が良いと思われます。
伊豆の国相続遺言相談室までお問い合わせ頂きありがとうございます。
結論から申し上げますと、遺産分割協議書の作成はしていただく事をお勧めいたします。遺産分割協議書は相続人全員での遺産分割協議で合意した内容を書面にまとめたものを指します。そもそも、遺産相続は思いがけずまとまった財産が手に入るという、人生においてトラブルにつながる要因が潜んでいます。大変残念な話ではございますが、たとえ仲が良い親族同士であっても、遺産相続をきっかけで揉めるという話は少なくありません。何か思いがけない火種が発生した際に内容を確認できる遺産分割協議書を用意する事は有効である上に、今後の相続手続きを滞りなく進めるためにも遺産分割協議書を作成しておくことをお勧めします。
但し、遺言書が残されていた場合は、遺言書の内容に沿って相続手続きを進める事になります。その場合は遺産分割協議書の作成は必要ありません。
以下に遺産分割協議書が必要となる場面をいくつかご紹介いたします。※遺言書がない相続
●不動産の相続登記
●金融機関の預貯金口座が多い場合(遺産分割協議書が無ければ全ての金融機関の所定用紙に相続人全員の署名押印が必要)
●相続税の申告
●相続人同士のトラブル回避のため
相続は何度も経験することではないので、知識がなくどう進めるのが一番良いのか分からないのは当然だと思います。相続には面倒や負担も多く、思ったよりも時間がかかってしまう方が多いのではないでしょうか。伊豆にお住まいの皆さま、そして伊豆で相続の専門家をお探しの皆さまはぜひ、伊豆の地域事情に詳しい遺産相続の専門家のサポートが受けられます伊豆の国相続遺言相談室までお問い合わせください。伊豆の国相続遺言相談室では、初回は無料でご相談を承ります。
伊豆の皆様からのお問い合わせ、ご来所を所員一同心よりお待ちしております。