伊豆の国相続遺言相談室の
相続手続きに関する相談事例
伊豆の方より相続に関するご相談
2023年12月04日
相続手続きを進めるにあたって遺産分割協議書は必ず作成した方がよいのでしょうか?行政書士の先生の意見をお伺いしたいです。(伊豆)
先日伊豆の実家に住む父がなくなりましたので、相続人である私と弟で協力して相続手続きを進めています。母とは10年ほど前に離婚していますので、今回の相続で相続人になるのは私と弟の2人だけです。財産調査の結果、相続財産になるのは伊豆の実家と、父名義の複数の口座に預けてあった現金を合わせて700万円ほどになるとわかりました。借金はなかったようなので安心しました。これから弟と2人で取り分について話し合おうと思うのですが、ひとつ伺いたいことがあります。遺産分割協議書は必ず作成しなければならないでしょうか?遺産分割にあたって特に揉めることもないだろうと思いますので、必須でなければ作成しなくてもいいのではないかと思っています。(伊豆)
遺産分割協議書はさまざまな場面で活用できます。今後の安心のためにも作成をおすすめいたします。
亡くなったお父様(被相続人)が遺言書を遺していない場合は、相続人全員で遺産の分割方法について話し合う必要があります。この話し合いで決定した内容を文書にまとめたものが遺産分割協議書です。逆に言うと、被相続人が遺言書を遺していた場合は遺言書に書かれた遺産の分割方針に従って相続手続きを進めることになりますので、相続人が遺産分割について話し合う必要はなく、遺産分割協議書も作成することはありません。
すでに財産調査を終えているということですが、遺言書が見つかっていないのであれば遺産分割協議を作成することをおすすめいたします。なぜなら遺産分割協議書は以下のような場面で活用できるからです。
【遺言書のない相続において、遺産分割協議書が必要となる場面】
・相続した不動産の名義変更(相続登記)
・相続税の申告(相続税申告が必要となった場合)
・金融機関での手続き(複数の口座がある場合、遺産分割協議書があれば金融機関所定の用紙に毎回相続人全員が署名・押印する手間を省くことが可能)
・相続人同士の衝突回避
相続は一度に多額の現金が手に入ることもあるため、手続きは慎重に進めていく必要があります。実際に、これまで仲の良かった親族でも相続をきっかけに意見が対立し、仲違いしてしまうケースも存在します。遺産分割協議書を作成しておけば、相続人全員が合意した内容をいつでも確認することができるため、作成しておくと安心です。
伊豆の皆様、相続手続きは手間のかかる作業が多いためなるべく手間を省きたいとお考えになるかもしれませんが、先述の通り相続は非常にセンシティブな内容を含むため、慎重に慎重を重ねて進めていく必要があります。煩雑な相続手続きは専門家に一任することも可能ですので、依頼されることもご検討ください。
伊豆の国相続遺言相談室では伊豆エリアを中心に相続手続きをお手伝いしております。伊豆にお住まいで相続についてお悩みの方は、ぜひ一度伊豆の国相続遺言相談室の初回無料相談をご利用ください。
伊豆の国の方より相続に関するご相談
2023年10月03日
相続した不動産が遠方にあるのですが、どのように手続きすればいいか行政書士の先生に教えていただきたい。(伊豆の国)
父から相続した伊豆の国の土地について、行政書士の先生に相談があります。
先日父が亡くなり、相続について相続人同士で話し合った結果、私は伊豆の国にある土地を相続することになりました。父は伊豆の国にいつか別荘を建てたいと考えていたらしく、私が幼いころに伊豆の国に土地を購入していたようです。しかし結局別荘は建てられることのないまま、土地だけが残されてしまいました。
伊豆の国の土地ですので伊豆の国の法務局で相続手続きを行なわなければならないのでしょうが、私は現在関西に住んでおり、なかなか伊豆の国まで出向く時間が取れません。現地に出向かずに遠方の土地の相続手続きを行う良い方法はないでしょうか?(伊豆の国)
相続した不動産の手続き方法についてご説明いたします。
伊豆の国相続遺言相談室へお問い合わせいただきありがとうございます。
不動産の所在地ごとに法務局の管轄は分かれておりますので、ご相談者様のおっしゃる通り、伊豆の国の土地を相続した場合は伊豆の国の法務局、あるいは支局、出張所で相続登記申請を行う必要があります。法務省のホームページに市町村ごとの法務局の情報が記載されていますので、まずは相続した伊豆の国の土地を管轄する法務局を調べましょう。
相続登記の申請は(1)窓口申請、(2)オンライン申請、(3)郵便申請の3つがありますので、それぞれご説明いたします。
(1)窓口申請
法務局へ出向き、直接窓口で申請する方法です。窓口受付時間は平日の日中のため、遠方で出向く時間が作れない場合はこちらの方法は難しいでしょう。
(2)オンライン申請
パソコンに専用の申請用総合ソフトをインストールし、登記申請書を作成しオンラインで送信する方法です。全国の法務局がオンライン申請を受け付けておりますので、遠方であっても所要時間や費用に差が出ることはほぼありません。
(3)郵送申請
作成した申請書を、郵送で申請する方法です。旅費がかからないので経費を節約できますが、万が一申請内容に不備があると時間も労力も倍以上かかってしまう恐れがあるため注意が必要です。不動産の登記申請書には厳格なルールがあり、不備がある場合は申請者自身が修正しなければなりません。窓口申請であればその場で指摘されすぐに修正できるような小さなミスでも、郵送申請の場合は書類を郵送でやり取りしなければならず、負担が大きくなる可能性もあります。
なお、郵送申請の場合は郵送事故による不着を防ぐためにも、簡易書留以上の方法で郵送し、返信用封筒も忘れずに同封しておきましょう。
相続は一つひとつの手続きに時間も手間も取られるため、なかなか進めることができずお困りの方もいらっしゃるかと存じます。伊豆の国で相続手続きについてお悩みの方は、相続のプロに手続きを依頼することもご検討ください。
伊豆の国相続遺言相談室では伊豆の国にお住いの方だけでなく、相続した不動産が伊豆の国にある方もサポートさせていただきます。どうぞ遠慮なく、伊豆の国相続遺言相談室の初回無料相談をご利用ください。
伊豆の方より相続についてのご相談
2023年08月02日
相続財産の調査中ですが、通帳が見つかりません。どうしたらいいか行政書士の先生に伺いたいです。(伊豆)
伊豆に住んでいた父が亡くなり、相続手続きを進めています。母はすでに亡くなっている為、私と妹で手分けして相続の手続きをしており、現在は父が残した相続財産の調査をしています。調査を進めている中で通帳を探しているのですが、あるはずの通帳が見つからず困っています。父が生前に言っていた通帳の数と見つけた通帳の数があわないため、確かにあるはずなのですが、実家を隅々まで探しても見つかりませんでした。このような場合、どうしたら良いでしょうか。(伊豆)
銀行から残高証明書を取り寄せられますので、相続人の証明の為戸籍謄本を用意しましょう
この度はご相談いただきありがとうございます。まずは、お父様が遺言書や終活ノート(エンディングノート)を残していないか確認しましょう。通帳等、相続することになる財産の情報を相続人がすべて知っていることは少ない為、書面やデータでまとめている可能性があります。
それでも通帳が見つからない場合や遺言書等が見つからない場合は、銀行からの郵便物や粗品などを手がかりに銀行に問い合わせてみたり、自宅や職場近くの銀行に直接問い合わせてみることをおすすめします。相続人は、銀行に対して被相続人(亡くなった方)の口座の有無や口座の残高証明、取引履歴などの情報開示を求めることができます。なお、銀行等に請求する際に相続人である証明書の提出が求められるため、事前に証明書となる戸籍謄本を用意しておくとスムーズに進められます。
相続人や財産の調査や各種手続き等、相続は何かと時間や手間がかかることが多い為、思うように進まないなど、相続手続きでお悩みの方は専門家に依頼することも検討してみると良いでしょう。
伊豆の国相続遺言相談室では、多くの実績がある専門家が相続のサポートをしております。伊豆にお住いの皆様で相続手続きで分からないことやお困りごとがございましたら、お気軽にお問合せください。初回は無料でご相談を受け付けており、専門家が親身にお客様のお悩みをお伺いいたします。安心してご活用ください。相続の他にも遺言書作成などの生前対策のサポートもしておりますので、相続全般のご依頼に対応可能です。伊豆の皆様のお問合せを心よりお待ちしております。